工事の背景・工事の課題
食品製造のお客様では、生産ラインに重要な役割を果たすエアコンプレッサーが3台運用されていました。しかし、この3台の中の1台がモーターの動作不良を引き起こし、修理の依頼が当社に寄せられました。コンプレッサーの状況を点検したところ、不具合のあるモーターだけでなく吸込み弁の詰まりも発見されました。この結果、吸込み弁の交換を推奨しました。また、コンプレッサーの稼働時間が偏っていた為、台数制御を提案しました。
改善効果・当社からの提案
台数制御システムを導入した結果、3台のコンプレッサーの稼働時間が均一化され、各コンプレッサーの効率的な使用が可能となり、電力消費量が削減される省エネ効果を実現しました。これは、エネルギーコストの削減につながり、工場の経済的負担を軽減しました。さらに、台数制御システムにより稼働機種を選択操作できるようになったため、年次点検をより容易に行えるようになりました。そして、それぞれのコンプレッサーを停止させて点検することが可能となり、全体のメンテナンスを一度に実施できるようになりました。