コンベアは工場での生産性を大きく左右する重要な設備です。しかし、故障が起きた際には、生産活動に大きな支障をきたすことがあります。そこで、よくある故障原因と、それに対する修理や対策方法についてお話しします。
コンベアの故障原因と修理方法
1.キーキー音がする:
この音は、部品の摩擦やペアリングの不具合、チェーンの潤滑不足が原因であることが多いです。摩擦が起きている部分の修正や、ペアリングの交換、チェーンへの給油が対策として考えられます。
2.モーターが回らない:
モーターの不動はコンベアの機能停止に直結します。電気的な問題や過度の負荷が考えられるため、専門家による電気系統の診断が必要です。
3.コンベアネットの故障:
切れ、ほつれ、破損などが起こりえます。交換が必要です。
4.シャフトやピンの折れ:
過大な負荷やベアリングの不具合により発生します。破損部品の交換が必要です。
5.軸受の破損:
給油不足や老朽化によるものです。交換により比較的迅速に修理できます。
6.スプロケットの摩耗:
チェーンが伸びている場合に起きます。スプロケットとチェーンの同時交換が望ましいです。
7.レールの摩耗や破損:
給油不足や経年劣化が原因です。部品の交換が必要です。
8.コンベアベルトの破れや切れ:
寿命や外的損傷、使用条件不適合が原因です。適切なベルトへの交換が必要です。
コンベアのトラブルと注意すべきポイント
・搬送物の付着: ベルトの蛇行や片寄りを引き起こすため、定期的な清掃が必要です。
・蛇行や片寄り: 機器の干渉や人身事故のリスクがあります。定期的なメンテナンスが重要です。
・搬送物の落鉱: ローラーの損傷や火災、人身事故の原因となります。
・ローラの摩耗: ベルトの破裂や緊急停止のリスクを高めます。
コンベアの修理対応の依頼と手順
故障発生時の対応方法についても触れておきましょう。
1.問い合わせ: FAX、電話、メールでのお問い合わせが可能です。返信がない場合は再度ご連絡ください。
2.施工方法の提案: ご要望を伺い、最適な方法を提案し、現地調査後に見積もりを提出します。
3.着工〜完了: 着工後、試運転や調整を経て、最終検査後に設備を引き渡します。