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2024年12月13日ポンプのベアリング交換時期と 交換ポイントを徹底解説!│姫路 工場保全・メンテナンス技術センター(兵庫県)

ベアリングには寿命があり、正しい使用をしていてもフレーキングなどの原因で交換が必要となることがあります。この記事では、ベアリングの基本情報から寿命、交換手順、そして交換時のポイントについて解説します。

ベアリング(軸受)とは

ベアリング(軸受)は機械内の回転する軸を支え、摩擦を低減する部品です。その役割は以下の通りです:

  • 摩擦の低減:エネルギー消費を削減します。
  • 軸の位置保持:正しい位置を保ち、故障を防止します。

ベアリングは自動車や航空機、発電機、冷蔵庫など、さまざまな機械や家電製品に使われており、機械には欠かせない部品です。

 

ベアリングの寿命について

ベアリングには「フレーキング」と呼ばれる現象が起こることで寿命を迎えます。これは圧縮応力により軌道面が鱗状に剥がれる現象です。

寿命に関わる要因

  • フレーキング:寿命の主因。
  • 焼き付き、摩耗、錆:取付不良や潤滑不足による故障が原因。

代表的な機械設備の必要寿命時間

設備名必要寿命時間
小型モータ8,000~12,000時間
工場用モータ、空調設備12,000~30,000時間
ゴム加工機、印刷機30,000~60,000時間
水道設備、発電所設備60,000時間以上

使用環境に応じてベアリング交換が必要です。

 

ポンプのベアリング交換手順と注意すべきポイント

交換手順

  1. 分解
  2. ベアリングの取り外し
  3. シャフトの点検・手入れ
  4. 新品ベアリングの取り付け
  5. 組立
  6. 芯出し調整
  7. 試運転調整

ポイント

  • 包装を直前に解く:サビ止め油はそのまま活用。洗浄は不要です。
  • 焼き嵌め取り付け:加熱による膨張を利用し、無理な力を掛けず短時間で装着可能。
  • 芯出し調整:基準内に収めることが重要。調整不良は故障の原因となります。
  • 試運転:無負荷・低速から徐々に条件を上げ、異常音や振動を確認。異常があれば点検を行います。

 

当社のポンプの修理・メンテナンスの特徴

①豊富な経験ともとに、幅広い種類のポンプにも対応可能

姫路工場保全・メンテナンス技術センターでは、長年にわたる業界経験を基に、小型のポンプから大型のポンプまで、あらゆる種類のポンプに対応しております。複雑な問題も、当社の専門知識で迅速かつ的確に解決へと導きます。

 

②選定から設置まで一貫対応

姫路工場保全・メンテナンス技術センターでは、点検・修理・メンテナンスはもちろん、更新の際も新しいポンプの選定から設置まで、一貫したサポートを提供します。お客様のニーズに合わせた最適な解決策をご提案します。

 

③迅速かつ的確な対応

姫路 工場保全・メンテナンス技術センターでは、お客様の緊急のニーズに応えるために、最短日での修理・メンテナンス対応を提供しています。緊急の修理が必要な場合でも、当社の技術者が速やかに現場に駆けつけ、対応することにより、お客様の生産活動への影響を最小限に抑えます。

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ポンプの修理・メンテナンス事例

温水ポンプ 修理工事

工事の背景・工事の課題
食品工場のお客様から、工場で使っている温水を供給するためのポンプからの水漏れがひどいため、早急に修理をして欲しいというご依頼をいただきました。早急に対応するために、現地訪問・対応する必要がありました。

 

改善効果・当社からの提案
現地調査を行ったところ、現状のポンプに対して、部品交換で対処すれば問題が解決できる、と判断しました。そこで、タンク内にあった温水を全て抜いてもらい。既設ポンプの分解を行い、メカニカルシールなどの部品交換を実施いたしました。緊急対応を実施したため、温水がでない期間を非常に短くすることができました。このように当社では、現場の緊急対応などにも対応しております。既設設備の入替、装置の修理などの現場に合わせた対応を実施いたします。ぜひお困りごとがございましたら、ぜひご連絡ください。

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加圧給水ポンプ 修繕工事

工事の背景・工事の課題
社員寮に設置してある加圧給水ポンプが、年季を経たことによる老朽化で機能低下していると、お客様からご相談を受けました。現場を確認してみると、ポンプの効率が落ちているため、大勢の人数が水を使う時間帯に十分な供給が行えない状態になっていて、ほかにも、配管部分からの水漏れの問題、電気設備の劣化の問題が確認されました。

 

改善効果・当社からの提案
当社は、まず古い既設の加圧給水ユニットの撤去交換から始めました。新しいポンプユニットは分解して、現場に合うように設置していきます。特に重要なのが、ポンプのセンタリングと芯出しです。そのあと、ポンプユニットに電気を接続するだけでなく、給水タンクに設置されていた水量を計る電極が劣化しているなど、既設の電機機器が劣化していたため、大部分を新品に交換しました。次に、配管作業を行い、配管ホースには保温材を設置しました。配管業者、電気業者との連携で、寮に住む方の生活に支障を出すことなく、工事が完了し、設備の更新でエネルギーコストが削減されたことに、お客様から感謝の言葉を頂戴しました。

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ポンプ修理・メンテナンスは当社にお任せください

今回は、ポンプ修理・メンテナンスの重要性についてご紹介いたしました。

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