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2025年4月1日ポンプの据付・設置工事における 手順とポイントについてご紹介

ポンプの設置工事とは

ポンプは液体を移送するための重要な設備であり、設置方法が適切でないと性能の低下や故障の原因となることがあります。ポンプの設置には、配管接続、基礎工事、電気工事、試運転調整など複数の工程が含まれます。特に工場におけるポンプは、高温や高圧、腐食性のある液体を扱うことも多いため、施工の際には耐久性や安全性を考慮した適切な方法を選定することが重要です。本記事では、ポンプの据付・設置工事における手順とポイントについてご紹介します。

 

ポンプ設置、据付工事の手順

設置前の準備

ポンプの据付工事を行う前に、まず設置場所の確認を行います。基礎の強度や振動の影響を考慮しながら、適切な設置箇所を選定することが重要です。次に、ポンプの種類を選定します。流量や揚程、液体の性質に適したポンプを選ぶことで、設備の性能を最大限に発揮することができます。また、設備周辺の安全対策を講じることも大切です。設置工事中の安全を確保するため、作業環境を整備し、必要な安全対策を講じることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

 

基礎工事

ポンプの安定した運転を確保するためには、適切な基礎工事を行うことが不可欠です。まず、コンクリート基礎を施工し、振動を抑制するとともに、長期間にわたって安定して運用できる土台を整えます。その後、ポンプを確実に固定するためにアンカーボルトを適切に設置し、十分な強度を確保することが求められます。

 

配管工事

ポンプの性能を最大限に発揮させるためには、適切な配管工事を行うことが重要です。まず、配管のレイアウトを設計し、流れを妨げないようスムーズな構造にします。その後、振動を抑えるために適切なサポートを設置し、配管を安定させます。最後に、フランジ接続やシールの確認を行い、漏れが発生しないよう確実に締結することで、設備の安全性を高めます。

 

電気工事

ポンプを安全に稼働させるためには、適切な電気工事が必要です。まず、ポンプの仕様に合った電源を確保し、安定した動力を供給できるようにします。次に、制御盤との接続を行い、ポンプの動作を適切に制御できるよう設定します。さらに、絶縁抵抗の測定を実施し、電気的なトラブルを防ぐための安全確認を行います。

 

試運転調整

ポンプ据付後には試運転を行い、正常に動作するかを確認します。まず、モーターの回転方向が正しいかをチェックします。その後、流量や圧力の測定を行い、設計通りの性能が発揮されているかを確認します。最後に、異音や振動の有無を点検し、必要に応じて調整を行うことで、設備の安定稼働を確保します。

ポンプの据付の際に注意すべき点

 

設置環境の適正化

ポンプを長期間安定して稼働させるためには、設置環境を適正化することが重要です。湿度や温度の管理を適切に行うことで、ポンプの劣化を防ぎ、長期間にわたる運用を可能にします。また、防振材を使用したり、適切な支持を行ったりすることで、振動や騒音を抑えることができます。

 

水撃作用(ウォーターハンマー)への対策

急な流量変化によって発生する水撃作用は、配管やポンプに大きなダメージを与える可能性があります。そのため、対策として緩衝装置の設置を行い、エアチャンバーやサージタンクを活用して衝撃を吸収します。また、バルブ操作を最適化し、急激なバルブ開閉を避けることで、水撃作用の発生を抑えることができます。

 

保守点検の実施

ポンプの設置後も定期的な点検を行い、トラブルを未然に防ぐことが重要です。まず、潤滑油の管理を適切に行い、ポンプのベアリング部分の潤滑を定期的に確認します。次に、振動計を使用し、異常な振動がないかをチェックします。さらに、パッキンやシールの摩耗を点検し、必要に応じて早めに交換することで、漏れのリスクを低減させます。適切なポンプの据付や設置工事を行うことで、ポンプの耐久性や安全性が向上し、工場の安定稼働を確保することができます。

 

当社のポンプ設置工事

薬注ポンプ 設置

金属加工業のお客様より、「ポンプを作動させていないのに、タンクの水が減少し続ける」という不具合の調査依頼を受けました。現場にて詳細な点検を行ったところ、配管に設置されている逆止弁の劣化が原因でサイフォン現象が発生していることを確認しました。さらに、複数の配管部品に目詰まりが見られ、加えて、タンクへ薬品を定期的に投与するための薬注ポンプが老朽化し、故障が頻発している状況でした。

そこで、配管内の目詰まりを解消するため、清掃作業を実施しました。その後、劣化した逆止弁を新品へ交換し、サイフォン現象の発生を防止しました。さらに、薬品投与を安定させるため、新たに薬注ポンプを設置することを決定しました。改修後、タンク内の水位は安定し、不必要な減少が発生することはなくなりました。また、新たに導入した薬注ポンプにより、薬品の投与精度が向上し、設備の運用が安定しました。

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ポンプの設置工事なら、姫路工場保全・メンテナンス技術センターにお任せください。

いかがでしたでしょうか。今回はポンプの据付・設置工事について紹介しました。姫路工場保全・メンテナンス技術センターを運営する高原商店株式会社では、ポンプの設置工事や入れ替え工事のみならず、修理・修繕などポンプに関する工事をまるっと対応することができます。工場のポンプ設備についてお困りの方はお気軽にご相談ください。

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