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2025年6月6日昇降機の修理・メンテナンスについて解説

昇降機とは

昇降機とは、荷物や作業者を上下に移動させる装置の総称で、部品や製品を階層間で搬送する役割を担っています。また、重い荷物を持ち運ぶ負担を減らすだけでなく、フォークリフトが通行できない狭小スペースでも活用されるため、作業の効率化と安全性を向上することができます。

本記事では、昇降機のメンテナンス項目と当社の修理事例についてご紹介します。

 

昇降機のメンテナンス項目

以下に昇降機の定期的に確認すべき修理・メンテナンス項目についてご紹介します。

油圧シリンダー

油圧式昇降機において重要な部品の一つが油圧シリンダーです。油圧シリンダーは圧力を使って昇降を制御するため、オイルの状態が安定稼働のカギを握ります。定期的にオイルの量と粘度を確認し、異常があれば交換する必要があります。
また、シール部品の劣化がオイル漏れの原因となるケースが多く、シリンダー全体の分解点検が必要なこともあります。

操作スイッチ、電気配線

昇降機の操作を行うスイッチやボタン、制御盤の内部にある電気配線も定期的に点検する必要があります。特に操作スイッチは使用頻度が高く、摩耗や接触不良が発生しやすい箇所です。誤作動を防ぐためにも、動作確認と接点の清掃を定期的に行う必要があります。また、電気配線の断線や被覆の劣化は漏電や火災のリスクがあるため、注意が必要です。

軸受け部分

昇降機の昇降運動を滑らかに行うために、軸受け部分の状態確認は非常に重要です。軸受けに摩耗やグリス切れが発生すると、昇降時に異音が生じるため、定期的に軸受けを点検し、グリスアップを行うことで摩耗を防止できます。

ボルトのゆるみ

昇降機の構造部には多数のボルトが使用されており、ボルトの締結力が落ちると振動や事故の原因となるため、定期的にトルクチェックを行い、規定の締付けトルクを確認することが求められます。特に高所に設置された昇降機では、安全面への配慮から念入りな点検が必要です。

当社の昇降機の修理事例をご紹介

テーブルリフター修理

製造業のお客様より、テーブルリフターに関する不具合のご相談をいただきました。重量物を載せた際に、リフターが下がってしまうことで困っているというご相談をいただきました。

現地にて調査を行った結果、油圧シリンダーのパッキン劣化や油圧ホースの損傷、さらには油圧配管にも不具合が見られました。これらの部品について、パッキンの交換、ホースの新調、配管の修理および交換を行なうことで、リフターの機能を正常な状態へと回復させることができました。

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簡易リフト 修理

製造業のお客様より、工場内に設置された簡易リフトの修理のご依頼をいただきました。現地調査を行ったところ、リフトの荷台が変形していることが判明したため、荷台部分の補修を実施し、元の形状に復元いたしました。

さらに、安全性の向上と再発防止の観点から、安全センサーを新たに取り付け、扉が完全に閉まっていない状態ではリフトが作動しない制御機能を追加いたしました。

 

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昇降機の修理・メンテナンス工事は姫路工場保全・メンテナンス技術センターにお任せください。

いかがでしたでしょうか。今回は昇降機の修理・メンテナンス工事についてご紹介しました。姫路工場保全・メンテナンス技術センターを運営する株式会社高原商店では、昇降機の設置工事や修理・メンテナンス工事まですべてまとめて対応が可能なため、お困りの方はお気軽にご相談ください

 

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