お問い合わせ

技術情報

2026年2月9日ダクトのメンテナンス工事について解説

工場内で使用されているダクトは、空気や排気を適切に流すことで、作業環境の維持や設備の安定稼働を支える重要な設備です。しかし、ダクトは一度設置すると目に触れにくく、点検やメンテナンスが後回しになりがちな設備でもあります。実際には、定期的なメンテナンスを怠ることで、生産性の低下や設備トラブル、さらには安全面でのリスクにつながるケースも少なくありません。本記事では、工場におけるダクトの役割から、メンテナンス不足によって発生する具体的なトラブル、そしてダクトメンテナンス工事の基本的な流れまでを分かりやすく解説します。

工場に使用されるダクトの役割

工場に設置されているダクトは、主に換気・排気・集塵といった役割を担っています。加工時に発生する粉じんや油煙、有害ガス、熱気などを屋外へ排出し、工場内の空気環境を適切に保つために欠かせない存在です。また、空調設備と連動することで、作業エリアごとの温度や湿度を安定させ、作業者の負担軽減や品質の安定にも寄与します。ダクトが正常に機能していることで、設備本来の性能が発揮され、結果として生産効率の向上にもつながります。

ダクトのメンテナンスを怠ることで発生するトラブル

ダクト内部の汚れ・詰まりによる換気能力の低下

ダクト内部には、粉じんや油分、ススなどが徐々に蓄積していきます。これらの汚れを放置すると、空気の流れが阻害され、換気能力が大幅に低下します。その結果、工場内に熱や臭気がこもりやすくなり、作業環境の悪化や空調効率の低下を招きます。特に夏場は、熱中症リスクの増加にもつながるため注意が必要です。

異音・振動の発生による設備トラブル

ダクト内部の汚れや部材の劣化、固定部の緩みなどが原因で、運転時に異音や振動が発生することがあります。こうした症状を放置すると、ダクトだけでなく送風機やファンなど周辺設備にも負荷がかかり、故障の原因となる可能性があります。結果として、突発的な設備停止や修理対応が必要になり、生産計画に影響を及ぼすこともあります。

火災リスクの増大

油分や粉じんが多く発生する工場では、ダクト内部に可燃物が蓄積しやすくなります。これらが高温の空気や火花と接触することで、ダクト火災が発生するリスクがあります。特に集塵ダクトや排気ダクトは、定期的な清掃や点検を行わないと、重大な事故につながる恐れがあるため注意が必要です。

腐食・穴あきによる排気漏れ

長年使用されたダクトは、内部の結露や薬品成分の影響により腐食が進行することがあります。腐食が進むと、ダクトに穴があき、本来屋外に排出されるはずの排気が工場内に漏れ出すケースもあります。これにより、作業環境の悪化だけでなく、健康被害や設備劣化を引き起こす可能性があります。

ダクトメンテナンス工事の流れ

ダクトメンテナンス工事は、まず現地調査から始まります。ダクトの設置状況や使用年数、汚れの程度、腐食の有無などを確認し、最適なメンテナンス内容を検討します。その後、内部清掃や部材の交換、補修工事などを計画に沿って実施します。必要に応じて、送風機やフィルターの点検・調整も同時に行うことで、ダクト全体の性能回復を図ります。工事完了後は、試運転を行い、風量や異音の有無を確認することで、安全かつ安定した運用につなげます。

ダクトは日常的に意識されにくい設備だからこそ、計画的なメンテナンスが重要です。定期的な点検と工事を行うことで、トラブルの未然防止と工場全体の安定稼働を実現することができます。

ダクトのメンテナンス工事なら姫路 工場保全・メンテナンス技術センターにお任せください

今回は、ダクトのメンテナンス工事についてご紹介しました。姫路 工場保全・メンテナンス技術センターを運営する株式会社高原商店では、ダクトの設置工事からメンテナンスまで各種工事に対応しております。お困りの方はお気軽にご相談ください。

>>お問い合わせはこちら

お問い合わせ・ご相談・お見積りのご依頼は、電話またはメールフォームより承ります。