工事の背景・工事の課題
工場内で使用されている集塵機は、長年の稼働により内部の羽根やダクト部分に粉塵やサビが蓄積し、美観・安全面の両面で課題となっていました。また、屋外に設置されている部分には腐食が進んでいる箇所も見られ、今後の機器寿命や安全性への懸念がありました。こうした状況の中、お客様より「オーバーホールにあわせて外装・内装も含めた全面塗装を実施したい」とのご要望をいただきました。
改善効果・当社からの提案
当社では、まず集塵機の製造メーカーに塗装の影響について確認を行い、「塗装による性能低下はなく、むしろ防錆によって寿命が延びる」との回答を得ました。これを踏まえ、集塵機本体だけでなく、内部の羽根やダクト、通路、安全柵、屋外設置部に至るまで全面的な塗装を実施しました。これにより設備全体の防錆・耐久性が向上し、工場内の安全性と見た目の美観も改善されました。今後のメンテナンス性も高まり、設備の長期安定稼働に貢献する結果となりました。