工事の背景・工事の課題
製造業のお客様から設備機械に使用している油圧シリンダーに問題があるので見て欲しいとのご相談がありました。現場において確認すると、駆動している油圧シリンダーから異音が発生して、油圧配管部分からは油漏れを起こしており、このままでは設備機械自身が動作不良を起こす恐れがありました。そこで、当社で詳細に調べたところ、シリンダーの内側に傷があることで、異音を発生してゴムパッキンが擦り切れて、油漏れを起こし、危険な状態であることが分かりました。
改善効果・当社からの提案
そこで当社では、傷を修正し、今後は傷が発生しないようにするために、油圧シリンダーの内側にホーニング加工を施すことを提案いたしました。シリンダー自体の交換も検討しましたが、シリンダーの状況を鑑みると、ホーニング加工で十分性能が回復し、トータルコストダウンができると考えました。そこで、長年培ってきたネットワークを活用し、高精度なホーニング加工を実施いたしました。導入後は、傷が発生するリスクは格段に減少し、Oリングやパッキンなどの耐久時間も向上し、異音も解消されたことで、今後の不具合発生を防ぐことにつながり、生産効率を向上することができました。