工事の背景・工事の課題
お客様が保有していた従来のレーザー加工機では、段取り替えに多くの時間がかかり、加工にかかる手間がかかっていました。そのため、加工品の種類が多くなるほど、その都度の準備作業が発生し、設備の稼働率が下がるという課題を抱えていました。また、焼き付け塗装に関しては社外の協力会社へ外注していたため、塗装待ちによる納期の遅れや輸送コスト、仕上がりの品質ばらつきなどが生産効率の低下につながっていました。
改善効果・当社からの提案
そこで当社にて新たにレーザー加工機を導入、設置しました。従来機に比べて切断スピードが高いチェンジャー付きレーザー加工機を導入したことで、生産全体のリードタイム短縮ができただけでなく、段取り替えの手間が削減され、連続した加工が可能となったことで、作業効率が格段に向上しました。さらに、社内に新設した焼き付け塗装ブースにより、これまで外注していた塗装工程を内製化し、製造から塗装までを一貫して行えるようになったことで、工程間のタイムロスがなくなり、納期の短縮とコスト削減を実現しました。