工事の背景・工事の課題
製造業のお客様より、既設設備に新たに導入するキトー製モートルブロックでは他社製の走行装置との互換性がないため、なんとか電気的な工事をして連携した操作が出来るようにして、他社製の走行装置をそのまま利用してキトー製モートルブロックを使いたいとご相談を頂きました。現状のままでは操作性が悪く、誤作動や安全性のリスクも懸念されたため、制御系の統合改造が必要となりました。
改善効果・当社からの提案
そこで当社にて、PLC制御を活用し、両装置の動作を統合・連携させたことで、キトー製モートルブロックと他社製の走行装置がスムーズな連携運転ができるようになりました。さらに、リモコン1つでモートルブロックと走行装置の一括操作が可能となり、作業効率が向上しました。
また、インバータ制御によって荷の揺れや急停止を抑制できるようになったことで、安全性が向上しただけでなく、PLCによる一元制御により、今後の仕様変更や設備の拡張にも柔軟に対応できる体制が整いました。