工事の背景・工事の課題
肥料製造の工場にて、経年劣化で搬送ベルトが端からどんどんと裂けていて、原料を安定した量で搬送できず、生産効率が低下している状況でした。今すぐに交換が必要な状態なのに、コンベアメーカーに交換用のベルトを発注すると納期が約2週間と長く、そのあいだ製造ラインの稼働率が低下した状態が続くので、生産を止めることなく、短期間で復旧させることが最大の課題となっておりました。
改善効果・当社からの提案
そこで当社にて、メーカーに純正のベルトを手配するのではなく、同等規格の特注搬送ベルトを製作できるベルトメーカーを手配し、納期を短縮する方法をご提案しました。特注ベルトを2〜3日で製作し、切り放しベルトの状態で現地で運び込んで、機長に合わせて正確に接合・テンション調整を実施しました。その結果、製造ラインを止めることなく復旧することができ、搬送量は正常値に回復し、約10日間納期を短縮をすることができました。お客様より「迅速かつ的確な対応だった」とご満足いただけました。