工事の背景・工事の課題
フェルト製造のお客様では、出荷数量を越えて生産された製品を保管するのに、従来は自社在庫のシャフトやパイプなどを加工したロールに巻き付けていました。しかし、このままずっと外径や重さもバラバラな状態で保管するのは良くないと、品質一貫性の確保のため、ロールの規格を統一して作りたいと、ご相談をいただきました。出来る限り、安価で、巻取りと保管に問題がない規格をお客様と一緒に考えていくことになりました。
改善効果・当社からの提案
お客様と製作する巻取りロールの規格を考えていく中で、従来は鉄の部品が腐食してしまうとロール全てを廃棄してしまうためコストがかかっている問題に気付きました。そこで、当社は、樹脂や鉄の部品などのパーツを部品交換できるように設計し、製作する際の重量の設定も厳密にして、偏心もないように考え、ご提案しました。これにより、ロールを使用していくうえでの無駄が大幅に削減され、廃棄物の量が減少しました。品質に関しても、当初の設計ではわからなかった強度の問題にも部材を増やしたりして対処し、バージョンアップもしました。そして、安価な製品設計で、安定した品質の巻取りロールを当社が供給することで、お客様の製品保管の品質が確保されるようになり、大変喜んでいただけました。 当社は、お客様の現場のニーズにあったご提案が出来るように、お客様と一緒に考えていきます。
施工手順
現地調査
1日
部材調達
1週間
施工
1か月